あの「オリエント工業」が、新しくスタートしました。
ガガドール
2014年だっただろうか?かなり精巧なガガドールを知り、しかも作り手は日本の特殊ボディメーカー(ラブドールの老舗メーカー)、オリエント工業と知り驚きました。
「レディ・ガガ」のソックリ人形型試聴機
2013年のレディ・ガガのニューアルバム「ARTPOP」の発売記念で作られたソックリ人形型試聴機です。
東京芸大出身の造形師
当時の記事からオリエント工業には東京芸大出身の造形師といわれるアーティストがおり、しかも今や3人も社員として働いているという本格派であることを知りました。
メイクもナチュラルで自然なメイクです。
障害者向けから始まったドール
障害者向けから始まったドールはその精巧さから、歯学部学生の訓練ロボットなども作られるようになりクオリティの高さは有名です。
社長が体調不良を理由に廃業
しかしながら社長の土屋日出夫さんが体調不良を理由に2024年8月、廃業を決めてショールームなども閉鎖していました。
技術力や存在を惜しむ人もあり、復活
けれど、オリエント工業の技術力や存在を惜しむ人もあり、海外ECサイトを運営する若き岡本祐也さんが経営を引き継ぎ11月1日再開、11月11日にはめでたくショールームも復活しました。
新しく岡本社長でのオリエント工業の再出発
創業者の土屋さんの懸念事項に雇用維持もあり、新しく岡本社長でのオリエント工業の再出発となりました。
男性向けで始まった商品の人形
男性向けで始まった商品の人形ですが、その美しさや様々な女性美のあるドールには女性ファンも増え始め、ショールームには女性訪問客に開放される時もありました。
女性の中には球体関節人形のファンも多い
女性の中には球体関節人形のファンも多いのですが、オリエント工業では今後は、球体関節人形の製造も検討しているそうです。
人形作家「四谷シモン」
人形作家としては四谷シモンさんの作品のミステリアスな雰囲気の人形が想像しやすいでしょうか。
大人が楽しむにちょうどいい幻想的な妖艶さがある人形はなかなかないジャンルだと思います。(少女系も人気です)
さらに芸術性が高い完成度なので、今後どんな作品がお目見えするか楽しみなところです。
ラブドール
不用になった場合
ちなみに不用になった場合について、オリエント工業に郵送すれば有料で人形供養を請け負っており、神社などに依頼してきちんとご供養してくださるそうです。
コロナ禍の中で
中国の安価なAI内蔵ラブドールが人気
2019年、コロナ禍の中で中国の安価なAI内蔵ラブドールが人気となりよく売れていたそうです。
なのでぬいぐるみ感覚の進化系で、簡単な会話のできる人形などは新たなる市場が開拓できる可能性は高いかもしれません。
参考:
日刊ゲンダイdigital 2024.08.31
オリコンニュース 2013.12.1