霊猫香【シャネルNO5】の正体 2024.08.27 コラム マリリン・モンローがつけていたという、香水「CHANEL NO5」 シャネルNO5の正体 あの伝説の香水はフランスの調香師、エルネスト・ボーが生み出しました。 霊猫香 バラやジャスミンなどの香りとともに、その香りの持続力や媚薬のような魅力をプラスするために、麝香猫(ジャコウネコ)の会陰腺といわれる部分の分泌液(霊猫香:れいびょうこう)をほんの少し加えて作られてます。 哺乳類全般に、排泄の働きをする部分にはフェロモンも微量ながら含まれています。 うっとりするような香り 分泌液そのものは、排泄物としての悪臭しかありませんが、芳香のものと混ぜて希釈することで、うっとりするような香水が出来上がります。 生命の神秘のようなミラクルです。 過去、世界の数カ所で、麝香猫の霊猫香の採取が行われていましたが、動物愛護の観点から非難をうけるようになり、現在では、エチオピアでのみ、飼育された麝香猫から採取されてるだけになりました。 麝香猫 主な餌は牛肉という麝香猫(ジャコウネコ)。 凶暴で採取には、慣れた人間でないと難しいそうです。 かわいい… けど、確かに野性味あります。 そもそも人間のワキガ臭を引き起こすアポクリン汗腺も、生き物に原始的に備わったフェロモンの発生源と言われています。 匂いに魅かれて… 野生的な匂いと芳香は紙一重… いえいえ、排泄物の悪臭が芳香と紙一重… そんな風に、匂いに魅かれて男女は結びつき、排泄するように捨て去るように別れていく… そんな男女の仲もありますね… Post Share Hatena Pocket feedly Pin it この記事のタイトルとURLをコピーする 冷たい体と心にシナモンの香りを 前の記事 甘い香りを放つ猛毒の花 次の記事