体臭と香水と「卵子」の香り

体臭について、とかく日本では防臭へ無臭へと気配りしますが、ヨーロッパなどでは自分の体臭と合う香水を選んで自分の体臭を魅力的に演出する習慣があります。

新型コロナウイルス感染症で嗅覚障害

新型コロナウイルス感染症で嗅覚障害をおこした話を聞いた人も少なくないでしょう。

ウイルスにより嗅覚の神経細胞に障害が生じて引き起こされる症状ですが、半年ほどで治る人もいれば長引く人もいます。

食事が味気なくなる

憂鬱なのは食事が味気なくなり物足りなくなってしまう点でしょうか。

パートナーを探し当てる
嗅覚が衰えてしまう

しかしながら少子化、非婚化社会にある日本にとって更に危険な問題は、生物として嗅覚が衰えてしまうということです。

嗅覚は、人間が本能的に自分に合うパートナーを探し当てる役割も持っています。

ヨーロッパなどでは
自分の体臭と合う香水を選ぶ

体臭について、とかく日本では防臭へ無臭へと気配りしますが、ヨーロッパなどでは自分の体臭と合う香水を選んで自分の体臭を魅力的に演出する習慣があります。

フランスでは子供用香水も

フランスでは子供用香水があり、一般的な香水(le perfum)に比べエタノール濃度が薄く舐めても平気なくらいのオードトワレ(l’eau de toilette)なども売られていたりするそうです。

それほどまでに自分の匂いを大切にする文化もあるという一例でした。

卵子にも香りの分子が含まれている

さて、嗅覚に関する研究は色々されておりますが、卵子にも香りの分子が含まれており、この香りは男性こそが嗅ぎ分けられると言われています。

精子は「ブルゲオナール」を嗅ぎ分ける

その名も「ブルゲオナール」スズランの香りに似ているそうです。

精子はこの匂いを嗅ぎ分けて卵子を追いかけていくそうです。

香水の中にはこうした香りを含むものも売られています。

自分の香りを
身につけて気分転換

暑い夏、汗と高温で体臭も分かりやすい季節です。

無香ばかりでなく体臭とマッチングする自分の香りを身につけてみるのも気分転換になるかもしれません。

参考:
アルフォー(株)サイト 2016.7.8
newTOKYO 2020.8.28
SCENIPEDEA 2023.12.20

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