自分にと心地よい香り、見つけてますか?
嗅覚障害を訴えるケースもふえました
さて、加齢による嗅覚低下がありますが、コロナ禍により、感染された方が回復後も「嗅覚障害」を訴えるケースもふえました。
嗅覚が回復する研究結果
ドイツ、ドレスデン大学の耳鼻咽喉科医のトーマス・フンメル医師は、嗅覚味覚障害を治すための嗅覚トレーニングをして、嗅覚が回復する研究結果を発表してました。
4種類の香りを嗅ぐ:嗅覚障害が回復
毎日2回、10秒ずつ、4種類の香り(バラ、レモン、ユーカリ、グローブ)を嗅ぎ12週間続けると、嗅覚障害を訴えていた被験者の30%に回復が認められたそうです。
ちなみに何もしていないと回復は僅か6%に留まりました。
記憶障害のダメージ前に「嗅覚低下」
しかもアルツハイマーや認知症などの発症も、記憶障害のダメージが起きる前に、嗅内細胞にダメージが生じるので、嗅覚低下が自覚されます。
自然の中の香りを感じる:ウツ予防
ですから、日頃より自然の中の香りを感じる生活をしていると初期症状に気づきやすくなります。
嗅覚がきちんとあると食事も美味しくなりますよね。
そうした刺激がウツ予防にも繋がるようです。
アロマのメンタル効果
最近はアロマのメンタル効果も認められており、100均ショップにもアロマオイルは売られています。
香りの質は専門店と少し差があるかもしれませんが、試してみるのも良いでしょう。
色々嗅いでみると自分好みの香りもわかってきます。
※参考:嗅覚取り戻す「嗅覚トレーニング」 コロナ禍で注目
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD178BX0X10C22A5000000/